
慢性的な身体の症状としては一番多いでしょうか。
感じ方は似ていても色々と種類があり、疲労性腰痛(筋肉)、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症・分離症などが主な原因として多く見れます。
ここでは、特に多い疲労性腰痛とヘルニアの対策方法を書いていきます。
「疲労性腰痛」
これは主に姿勢がよくない人、座る仕事(デスクワーク、ドライバー等)をしている人に多く見られます。
人間の背骨というのは横から見るとS次にカーブしているわけですが、腰の部分(腰椎)というのは反っている状態が本来の状態。
しかし、座っている時などはこの反りが失われ、逆に丸まっている事の方が多くなります。そうすると身体全体のバランスが崩れ、背中や腰の筋肉の負担が大きくなり、疲労してしまいます。
またそのような姿勢でいると背骨自体にも負担がかかり、椎間板ヘルニアの発症の原因にもなり得ますので、日頃から注意が必要になります。
対策としては、とにかく良い姿勢を保つこと。
肩こりの項目でも書いたように、膝を落とす座りかたをして腰を伸ばして座ってあげて下さい。ドライバーの方は出来るだけ深く腰を掛け、腰椎が丸まらないよう、ランバーサポートなどを使用すると良いと思います。
あと、疲労性のものはお風呂に入ってゆっくり暖まる事も大切です。
腰痛の患者さんにはシャワーで済ませる人がとても多いので、毎日湯船で身体を温めるというのはとても身体に良いです。
「椎間板ヘルニア」
これも多いです。
軽いうちは疲労性腰痛との区別がつきづらいですが、腰痛持ちの方は大抵が「軽いヘルニア状態」だと思った方がいいと思います。なのでヘルニアの対策方法はほとんどの腰痛に効果があります。
まず原因。
大きい負荷や長い時間の負荷が背骨と背骨の間にある椎間板を圧迫し、中の髄核というものが飛び出し、それが神経を圧迫して痛みや痺れが発生するのが俗にいうヘルニア。
働き盛りでも、徐々に身体が老化してくる30〜40代の方に特に多く見られます。逆に歳をとるほど危険性は低下します。
圧迫される原因としては、やはり背中を丸める事が一番に上げられます。
通常は背骨全体で上半身の体重を支えていますが、背中を丸めることで、背骨の下の方(腰椎)だけで体重を支えることになってしまいます。立っていても座っていても同様です。
まず対策としては姿勢。これは肩こり・疲労性腰痛で説明したものと同様の姿勢維持方を試してみて下さい。
そして腰を反らす体操。
これはマッケンジー理論という椎間板性腰痛に凄く効果のあるモノがあるのですが、その考えによると、丸まる圧力で髄核が飛び出すわけだから、逆に反らす圧力を掛けて元に戻してあげようというもの。
事実、当治療院でも沢山の方に改善効果が出ています。
やり方は簡単です。ただ腰を反らすだけです。
仕事の合間に座ったまま腰とグッと反らしたり戻したりを10回程度繰り返す。
寝る前、布団にうつ伏せになり、肘を直角に立てて、5分程度腰を反らす。
この2つをセルフ治療としてやるとへたなマッサージなどより効果的です。
注意点としては、腰を反らす際、力を入れすぎないこと(あまり力を入れると逆に痛める原因になります)。反る動きが「痛い」ならばやらないこと。
この2点を守り毎日の習慣にして見て下さい。